中高一貫の女子校：西南女学院 中学・高校

　2022 年 4 月から、民法上の成年年齢が引き下げられ、多くの若者が高校 3 年生の年齢に自立した契約主体となることとなりました。その一方で、平均寿命は着実に延びており、「人生 100 年時代」の到来が予想されます。人々の生き方も大きく変化しており、単身者や共働き世帯が増加、働く期間も長期化し、今や 65 歳から 69 歳の約半数は働く時代で、2021 年 4 月には 70 歳までの雇用が努力義務化されました。
　このような環境変化のなかで、現代の学生たちは、これまで以上に長く多様な人生を自立して進んでいくこととなります。その際、お金に関する知識や判断力、すなわち「金融リテラシー」は、人生設計を作る大事な指針となります。
　西南女学院高等学校では、昨年度に引き続き家庭科の授業で、「金融」に関する内容を金融機関等で活躍されている講師を招いて楽しみながら学べる「金融教育」を実施いたしました。
　講師は、株式会社 QUICK とみずほ銀行の社員の方々。何も知らなくても興味がなくてもお金、金融、資産形成にまつわる世界を直感的に体感できるカードゲーム「資産形成王」を使ったワークショップ。4人一組で、担当の先生も加わり、常に教室に笑い声や叫び声が飛び交う中、あっという間に前半が終了。後半は、講義。生徒は前半で体感し覚えた知識が後半の講義で理解が高まったのか興味津々。今後、自分が人生でやりたいことを考え、ライフプランを立てるには「教育」「住宅」「老後」という人生の3大費用を計画的に準備するなど、家計管理をしっかりと行い、貯蓄できる仕組みを作ることが大切という説明がありました。

最後に、「ニーズ」と「ウォンツ」に分けて、お金を賢く使いましょう。
みなさんも考えてみてください。